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航空自衛隊の新型輸送機C2 川崎重工が納入

pr_master_880-0921 航空自衛隊は3月15日、開発中の次期主力輸送機「C2」を岐阜基地(岐阜県各務原市)で報道陣に公開した。外観や内装に加え、テスト飛行の離着陸も披露。平成28年度中の開発完了と部隊配備に向け、順調な仕上がり具合をアピールした。

 カラーリングは白と赤だが、これは試作機限定。部隊に配備される機体には、青を基調とする迷彩が施される予定だという。

 C2と現用の「C1」輸送機を並べて展示した場面では、報道陣から「でかっ!」と驚きの声も。貨物の取り扱いを容易にするため、主翼が機体の上方に配置された独特のフォルムはそのままだが、間近で比べるとC2は大幅に大型化されているのが一目でわかる。

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 C1の機体は全長29メートル、幅30メートル、高さ10メートル。これに対し、後継機のC2は全長と幅が44メートル、高さは14メートルで、約1.5倍のサイズを誇る。搭載できる貨物量も、C1の最大8トンから最大30トンに拡大。C1では搭載不可能だった多用途ヘリコプター「UH60」や「機動戦闘車」、「輸送防護車」など大型装備も空輸できる。

 航続距離も、C1の約1700キロ(2.6トン搭載時)に対し、C2は約6500キロ(12トン搭載時)と圧倒的に延びた。C1は国内中心の運用だったが、C2は東は米ハワイ、西はインドまで途中給油なしで到達することができる。

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 航続距離の延長に伴い、機内の設備も一新。コックピットはアナログ中心だったC1からシステム化を進めた。パイロットの前面に設置された「ヘッド・アップ・ディスプレイ」には高度や速度などの情報が表示され、計器に目を落とす必要がなくなるなど長距離飛行に備えた負担軽減が図られている。貨物室には「ロードマスター・ステーション」を設け、貨物の総重量や室内温度などの管理を自動化した。

 コックピット後方に冷蔵庫や電子レンジも完備。部隊配置後は2段ベッドも導入される予定だという。C1にはお茶やコーヒー用の湯沸かし器程度しか置いていなかったので、隊員にとっては大きな違いだ。隊員が座る貨物室の座席はC1の60席から110席に増加。一つ一つの座席の幅も広くなり、快適に過ごせるという。

 欠点とされていた「トイレ事情」も改善した。C1はカーテンや簡易パネルで間仕切りした簡易トイレが1つ設置されているだけだった。他の隊員に恐縮しながら用をたしていた。C2にはトイレが2つ。民間航空機と同じ水洗式で、個室スペースもしっかりと確保されている。空自隊員は「笑い話ではなく、士気に関わるほど大切な問題だ」と断言する。

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 防衛省は28年度中に3機、29年度に2機、30年度に3機を、空自美保基地(鳥取県境港市)に配備し、将来的には30機程度を導入する計画だ。1機約230億円で、川崎重工が製造する。当初は23年度末に開発を終える予定だったが、機体の強度不足などのトラブルで3度延期された。

 空自幹部は「C2の導入は、これまでの自衛隊の運用方法を一変させるほどのインパクトがある。南西諸島の防衛力強化や海外派遣任務への迅速な対応に大きく貢献できるはずだ」と期待を寄せる。

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【最終更新日】  2016年7月1日(金)

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