急反発=日銀決定会合後の円安などで
【第1部】日経平均株価は前日比476円85銭高の1万7518円30銭、東証株価指数(TOPIX)は39.97ポイント高の1432.07と、ともに急反発した。マイナス金利導入を決めた日銀の金融政策決定会合後に進んだ円安や金利低下を受けて、自動車株や不動産株を中心に買い注文が広がった。出来高は41億2505万株。
【第2部】3日続伸。理経が急伸し、ラオックス、アサヒインテックは堅調。半面、アートスパークが安かった。出来高1億2302万株。
【外国株】しっかり。出来高53万9600株。
▽右往左往の騒がしさ
日銀のマイナス金利導入が投資意欲を刺激し、日経平均株価は上げ幅を600円近くまで広げる場面があった。市場関係者の間では、量的追加緩和を想定する声はあったが、「金利に働き掛ける新たな政策を導入したことを驚きを持って受け止めた」(インターネット証券)形だ。
ただ、マイナス金利導入後の実際の運用で、「景気浮揚効果があるのかは不透明」(大手証券)との見方は少なくない。利ざやを失うことで業績不安が台頭した銀行株の急落とともに日経平均も急速に値を消し、一時274円安まで沈む場面もあった。
マイナス金利をめぐり、投資家心理は右往左往した格好。相場格言で騒がしくなるといわれる申(さる)年相場は1カ月が経過し、格言通りの波乱展開となっている。市場関係者からは「目まぐるしい1年になりそうだ」(銀行系証券)との声が上がった。
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【最終更新日】 2016年2月4日(木)
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