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女子大学生にわいせつ行為か、新たに東大生4人逮捕

集団わいせつ事件、主犯格の東大生に有罪判決
2016年9月20日
 東京大学の学生ら3人が女子大学生に集団でわいせつな行為をした罪に問われた裁判で、東京地裁は主犯格の東大生に対し執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

 東京大学工学部4年の松見謙佑被告(22)は今年5月、東京・豊島区のマンションで女子大学生(21)に強制的に酒を飲ませたうえ、全裸にしてキスをするなどした強制わいせつと暴行の罪に問われました。

 20日の判決で東京地裁は「犯行は集団による計画的なもので執ようかつ卑劣」「被害者の身体的、精神的苦痛は耐えがたく、学生の悪ふざけと評価することは到底できない」と指摘しました。一方で、「反省し、今後一切、酒を飲まないと誓っている」などとして松見被告に懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。


被害女性、調書で「服をはぎ取られ尻や背をたたかれた。許せない」…東大生わいせつ初公判
2016年7月6日
pr_master_880-1025 東京都豊島区のマンションの部屋で大学生の女性(当時21歳)を全裸にし、胸を触るなどしたとして強制わいせつと暴行の罪に問われた東大工学部4年・松見謙佑被告(22)の初公判が5日、東京地裁(島田一裁判官)で開かれた。松見被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 検察側の冒頭陳述によると、松見被告らは女性を泥酔させわいせつ行為をする目的で今年春頃「東大誕生日研究会」というサークルを設立。5月11日午前0~1時ごろ、都内の友人宅で同大大学院生の松本昂樹被告(23)=同罪で起訴=らと共謀の上、女性を全裸にし、またがってキスし、熱いカップラーメンの麺を女性の胸元に落とすなどした。

 女性は調書で「服をはぎ取られ、尻や背中をたたかれた。やったことが最低で許せない」としている。逮捕時は否認していたが、初公判で松見被告は「自分勝手な行動で被害者の方を傷つけたことを深く反省しています」と謝罪した。

  • 起訴状などによると、松見謙佑被告は同じ東大の学生4人とともに、東京・豊島区のマンションでサークルの飲み会の2次会を開催した。
  • 参加していた女性を全裸にして胸を触るだけでなく、熱湯入りのカップラーメンの麺を胸元に落とした暴行の罪にも問われている。松見被告らはその後、胸元に落としたラーメンを食べたという。
  • 松見被告は落ち着かない様子で法廷に現れ、起訴内容を全面的に認めた。
  • 中学・高校時代の松見被告を知る同級生によると「何もコメントすることがないくらい目立たない」という印象だった。
  • 東大に入ってからは、酒に酔うと羽目を外す松見被告の姿があったという。
  • 松見被告が運営していたサークル“東京大学誕生日研究会”の実態は、毎週“合コン”をするサークルとして立ち上げられたのだという。告知には気軽な参加を呼びかける書き込みがあった。
  • 検察側は、女性の下半身にドライヤーの風をあてるなどの行為にも及んでいたと主張。さらに、法廷では被害者の供述調書も読み上げられた。

pr_master_880-0124 東京大学の4年生の男が女子大学生にわいせつな行為をしたとして逮捕された事件で、警視庁は新たに東大生4人を逮捕しました。

 この事件は、東京大学工学部4年生の松見謙佑容疑者(22)が今月11日、東京・豊島区のマンションで21歳の女子大学生に対し胸や下半身を触るなどのわいせつな行為をしたとして逮捕されたものです。

 その後の警視庁の捜査で、松見容疑者とともに現場のマンションにいた東大生の男4人が女子大学生にわいせつな行為をした疑いが強まったとして、新たに逮捕されました。

 取り調べに対し、4人のうち3人は「触っていない」などと容疑を否認していて、1人は「計画的ではなかった」と供述しているということです。


強制わいせつ東大生5人の学歴一覧 「東大式メソッド」本を出版したばかりの男も
2016年5月31日
 東京大学のインカレサークル「誕生日研究会」所属の5人の東大生・東大大学院生が、強制わいせつ容疑で逮捕された。メンバーの自宅マンションに連れ込んだ21歳の女子大生に対して彼らが行ったのは、裸にして身体を触った上、カップラーメンの汁をかけたり、局部にドライヤーで熱風を浴びせるといった、卑劣な行為――逮捕された5人の素顔と経歴を明らかにする。

 5月11日に逮捕された主犯格の男は、すでに報じられている通り、東大工学部4年の松見謙佑(22)。そして、19日に逮捕されたのは、別の東大生や東大大学院生4人である。年齢が22歳から24歳までのその4人を、ここでは仮にA、B、C、Dとしておこう。

 まずは、主犯の松見について。彼は武蔵中学、武蔵高校を経て東大に入学。事件当時は工学部のシステム創成学科に所属していた。

 武蔵高校の同級生の話。

「英語がすごく得意な子として記憶に残っています。ただ、卒業アルバムでクラスメイトが彼について“怖い。バカにされている気がする”というコメントを書いていることからも分かる通り、得体の知れない、何を考えているのか分からない人でもありました」

 男子校ということもあり、高校時代は周囲に女性の影も形も見当たらないが、東大に入学してからは、

「1年、2年の時は『コスモス』というテニサー(テニスサークル)に入っていて、3年になってからは『オレンジペコ』というテニサーに所属していた。それらを含めて、これまでに在籍したテニサーにそれぞれ1人ずつセフレ(セックスフレンド)がいると言われていて、それとは別にちゃんと彼女もいると聞いたことがある」(システム創成学科の学生)

 ちなみに松見の父親も東大法学部出身。日本興業銀行(現みずほ銀行)を経て現在はファンド運営会社に勤務している。

■ 数学選手権大会優勝のA、父は小学校教師のB

 次に、5月19日に逮捕された4人のうちの1人であるAは、福井県立藤島高校を経て東大入学。

「彼は中学生の時に通っていた進学塾の中でも並はずれて勉強ができる人だった。模試などの成績もずば抜けていた。高校に入ってからは、とりわけ数学が得意なことで知られていた。2010年には4人のチームで全国数学選手権大会に出場し、優勝しています」(高校の同級生)

 東大関係者によると、

「現在は東大大学院工学系研究科の原子力国際専攻に所属する修士1年生です。つい最近、原子力に関係する学会の大会で賞を受賞しています」

 Bは岡山県立岡山朝日高校を卒業した後、東大へ。事件当時は主犯の松見と同じ工学部システム創成学科に所属していた。岡山市内の小学校で教師として働いているBの父親が話す。

「確か2年から3年にあがる時だったと思うんですが、必修科目を1つ落として留年しています。大学に入ってから遊び呆けている、という印象は私にはないんですが……」

■ 自著を上梓したばかりのD

 Cは東京学芸大附属高校出身。東大入学後は、

「工学部システム創成学科を選び、今は大学院の修士1年生です」

 と、システム創成学科の関係者。

「あと、彼は高校の時からハンドボールをやっていて、東大に入ってからも体育会のハンドボール部に所属していた。3年の春頃に前十字靭帯を切ってしまって4年の春に引退。でも、引退した後も自分の出身校である学芸大附属のハンドボール部にコーチをしに行ったりしていました」

 東京都立国立高校を卒業した後、東大に入学したDは最近、自著を上梓したばかりだった。

「問題解決力を高める東大式のメソッドを教えてくれる、というフレコミの本です。実は、彼の母親も何冊かの本を書いています」(先の東大関係者)

 Dが上梓したばかりの本の著者紹介文によれば、彼は現在、〈東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻〉の修士1年生だ。

 自慢の孫のDについて、祖父母が口々に語るには、

「中学では生徒会長をやったし、足も速くて、何でも先頭に立ってやる子でした。皆さんに羨ましがられたものです。爽やかとも言われていました。中学、高校と野球部に入っていました。国立高校では、一応、甲子園を目指していた。でも、途中で左肩を壊してしまってできなくなってしまった。一浪はしましたが、東大だけではなく、早稲田も慶応も全部受かって……」

 いずれ劣らぬスーパーエリート。家族の誇りでもあった東大生と東大大学院生たちは、人生をパァにしてしまった。

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【最終更新日】  2016年9月20日(火)

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