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フグ肝提供、「大阪とらふぐの会」経営者ら8人逮捕

pr_master_880-0187 会員制のフグ料理専門店「大阪とらふぐの会」(本店・大阪市天王寺区)が、フグの肝を客に提供したとして、大阪府警生活環境課などは24日、食品衛生法違反の疑いで、同店経営、澤原将人容疑者(42)=大阪市天王寺区=ら8人を逮捕した。

 逮捕容疑は3月下旬、本店や大阪府内の系列3店舗で、食品としての販売が禁止されているフグの肝臓を提供したとしている。

 同会は、会員の紹介で事前予約の客のみを受け入れるシステムで、芸能人やスポーツ選手らも訪れる人気店だったという。府警は3月28日に同容疑で各店舗を家宅捜索し、裏付け捜査を進めていた。


提供疑い、料理店経営者ら逮捕
pr_master_880-0188 客への提供が禁じられているトラフグの肝を店で提供したとして、大阪府警生活環境課は24日、大阪市天王寺区のフグ料理店「大阪とらふぐの会本店」経営、沢原将人容疑者(42)=同区堀越町=ら8人を食品衛生法違反の疑いで逮捕した。

 他に逮捕されたのは、府内にある系列の3店舗の店長や各店の運営会社の経営者ら。

 逮捕容疑は今年3月28日、本店と3店舗で食品として販売が禁止されているフグの肝を客に提供したとしている。いずれも刺し身として出していた。

 府警によると、肝は各店舗でコース料理の中で提供していた。府警はこの日に各店を家宅捜索。押収した肝を鑑定した結果、トラフグの肝と特定した。毒は検出されなかった。

 同会は住所や電話番号を公表していないが、芸能人らも利用する有名店として知られる。メニューの中で、肝のことを「あぶら」と記していた。店員は「肝と言ってはいけないので『あぶら』と呼んでいます」などと客に説明していた。肝の提供をやめるよう市に何度も指導されていた。

 沢原容疑者は「自分の指示ではなく、各店の店長の判断で肝を提供していた」と否認。各店長は容疑を認めている。


ふぐ毒テトロドトキシン
ふぐの毒はテトロドトキシンと言い、青酸カリの約千倍の威力を持つ猛毒で、その毒力は1mgあたり約5000MU(マウスユニット)という数値が報告されています。
1MU(マウスユニット)とは約20gのマウスを一匹殺せる毒力を言います。そして、人間の致死量は約10000MUと報告されています。つまり、約2mgのテトロドトキシンで、ヒト一人を殺すことが出来ると言うことです。
有名な、サリンの毒力に匹敵する猛毒です。

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【最終更新日】  2016年5月25日(水)

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