LINE、純損失79億円 役員4人は韓国ネイバー出身
LINEが10日、関東財務局に提出した有価証券届出書によると、LINEは急成長しているものの純損益は赤字であることがわかった。非上場のためこれまで詳細な財務データや役員報酬などを開示しておらず、届出書によって実態が明らかになった。
2015年15月期決算(国際会計基準)は売上高が前年同期比39%増の1206億円だったが、純損益の赤字は79億円に達した。2015年3月に買収した音楽ストリーミング事業に失敗し、撤退などに伴う損失118億円が響いた。
役員11人のうち親会社である韓国ネイバー社出身は4人。執行役員17人のうち7人が韓国系だ。役員報酬は慎ジュンホ取締役(44)がストックオプションを含めて52億円。出沢剛社長の同1億3千万円、舛田淳取締役の同1億円を大きく上回った。
LINE単体の従業員1122人(平均年齢34.2歳)の平均年間給与は795万円。新興企業らしく社員の平均勤続年数は3年に満たない。
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【最終更新日】 2016年6月11日(土)
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