俳優・桐谷健太（36）が「浦島太郎」にふんして歌う「au三太郎シリーズ」のCMオリジナル曲「海の声」がCD化されることが4日、分かった。9月28日発売の桐谷の初アルバム「香音―KANON―」に収録される。

　野性味あふれる演技で俳優として人気を確立する一方、高校時代には軽音楽部でボーカルを務めた経歴を持ち、ドラム、ギター、三線（さんしん）を弾きこなすなど、豊かな音楽性を持つ。

　同曲は、昨年12月に配信が始まり、音楽配信サイトで80万ダウンロード（DL）を突破。上半期の邦楽ではトップで“最も売れた配信曲”になっていた。CD化について桐谷は「僕自身がCDの時代の人間なので、自分のCDができるのはうれしい」。同アルバムには初めて作詞に挑戦した新曲（タイトル未定）や、主演ドラマ「Y・O・U　やまびこ音楽同好会」（13年）で披露した「河野勇作（桐谷健太）×THEイナズマ戦隊」名義の「喜びの歌」などが収録される。

　これまでドラマや映画でたびたび腕前を披露してきたが、この作品を機に、アーティストとしての活動にも本格的に挑戦する予定。「どんなアルバムになるか、自分でも凄く楽しみにしている作品でもあります。本当に最高の作品にしたいと思っているので、完成したらぜひ多くの皆さんに聴いていただけたらうれしいと思います」とコメントを寄せた。