グリコのアイス、東南アジアへ タイでは若者に大人気
製菓大手の江崎グリコ(大阪市)は、東南アジアでのアイスクリーム事業に力を入れている。1月に海外としては初めてタイで発売し、インドネシアでも年内に販売と生産を始める。グリコのブランドは海外でも知名度があり、成長が見込める市場を開拓する。
江崎勝久社長は4日、経営方針の説明会で「海外での事業を拡大する」と述べた。なかでも注目されているのがアイス事業だ。
インドネシアでは現地の食品・日用品大手と設立した工場がほぼ完成し、年内にも約20種類の商品を出荷できる見通しとなった。現地の好みに合わせた色鮮やかなものなどを開発し、価格も抑える。現地大手の流通網を生かして、当面は首都ジャカルタを中心に売っていくという。
タイでの事業は、生産が追いついていないほど好調だという。「ジャイアントコーン」や「パナップ」など、国内でも主力の商品をバンコク周辺のスーパーやコンビニで販売している。専用のアイスケースも用意して、グリコのブランドを前面に打ち出している。若者らに人気が高く、入荷しても1~2日で完売してしまうことがあるという。
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【最終更新日】 2016年7月5日(火)
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