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メリー副社長、公然と中居正広批判を開始

pr_master_305 この1週間、解散騒動に揺れたSMAPは18日、メンバー全員が揃ってテレビ番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に生出演し、「これからも、よろしくお願い致します」(中居正広)、「5人でここに集まれたことを安心しています」(草なぎ剛)、「これから自分たちは何があっても、ただ前を見て進みたいと思います」(木村拓哉)などと語り、グループとしての活動を継続させることを発表した。

一連の騒動の発端となったとされているのが、昨年1月に『週刊文春』(文藝春秋)に掲載されたメリー喜多川・ジャニーズ事務所副社長のインタビュー記事だ。記事内でメリー氏は「あの子たちは踊れないからダメ」と公然とSMAPを酷評するばかりか、SMAPマネージャー・飯島三智氏に向かって「(娘で副社長の藤島ジュリー景子氏と対立するなら)SMAPを連れて事務所を出て行け」と叱責するなどして世間を騒がせた。

解散騒動をめぐっても、メリー氏が一旦は独立を決心した中居正広ら4人の残留を許すのかどうかがカギを握っていたとされ、結局は4人がメリー氏に直接謝罪することで“SMAP存続”が決定したとも報じられている。

そんな騒動のキーパーソンだったメリー氏は、21日発売の「週刊新潮」(新潮社)のインタビュー取材に応じ、4人の移籍先とみられていた別の芸能事務所社長が昨年末に「4人を元に戻してくれないか」と言い、中居に対しジャニーズへ謝罪に行くよう告げていたという。この話を同社長から直接聞いたメリー氏は『(4人を)受け入れます』と答えたものの、結局中居らは挨拶に来なかったことが事態を悪化させたと告白している(以上、「新潮」記事内容を報じた20日付ニュースサイト「デイリー新潮」より)。

大手芸能事務所関係者は語る。

「そもそも解散の危機をつくったのは、昨年1月の文春におけるメリーさんの発言であり、それ以前から長年にわたり続くメリーさんと飯島さんの諍いです。その張本人であり、かつ事務所のトップが、『所属タレントが謝りに来なかったから悪い』とメディアで公言するばかりか、『これははっきりとさせておきます』などという言葉に象徴されるようにただ自身の正当性ばかりを強調して発言を繰り広げるなど、異常としかいえません。18日にはテレビでメンバーは悲痛な面持ちで謝罪の言葉を述べ、痛々しい姿を公衆の面前に晒しました。アイドルグループとしては致命的です。一方、ジャニーズ事務所は同日に文書で『深くお詫び申し上げます』と発表したのみ。さらに『この件に関する記者会見の予定もございません』としており、関係者やファンに説明と謝罪を行う意思は皆無です。芸能事務所の振る舞いとしては、常識では考えられません」

報道の背景

さらに同関係者は、一見沈静化したかのようにみえる騒動が再び再燃しかねないとの見方を示す。

「こうしたジャニーズ事務所の対応、そしてメリーさんの暴露発言を、SMAPメンバー、特に中居さんはどのように感じているのか。一旦は“解散回避”というかたちで収まりましたが、今後これまで同様にグループとしての活動を展開していくのはさすがに難しいでしょう。メンバーとジャニーズの契約更新タイミングである9月が近づけば、また個別メンバーの独立やグループ解散などの大きな動きが再燃してくる可能性も高いのではないでしょうか」

また、この1週間日本中を賑わせた報道の背景について、週刊誌記者は語る。

「テレビ局やマスコミ関係者の間では、昨年秋頃からSMAP解散の可能性が高いという情報がすでに流れていましたが、今回のメリーさんのインタビューからは、実は昨年12月の時点でその危機が回避されることはほぼ確実だったことが伺えます。にもかかわらずジャニーズはSMAPにお灸を据えるという目的に加えて、飯島さんを完全に潰すためにスポーツ紙各紙へ“解散”という情報を流し、日本中が踊らされたのです。いわば、メディアもファンもメリーさんの手の平の上で踊らされ、そしてメリーさんの描くシナリオ通りになったといえるでしょう」

果たして今後、何事もなかったようにSMAPは活動を続けることができるのだろうか。

【最終更新日】  2016年2月4日(木)

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