ポケモンGOが米国で大ヒット ツイッターに匹敵する利用者数
7月7日、米国で正式公開された「ポケモンGO」の人気が急上昇中だ。ポケモンGOは任天堂と「INGRESS」のNiantic社がタッグを組んだ位置情報ゲーム。位置情報を使うことで、現実世界でポケモンを捕まえたりバトルすることができる。
米国各地でユーザーが急増し、ゲーム上で新たな仲間に出会ったり、アイテムやモンスターボールが手に入る「ポケストップ」をローカルビジネスに活用する動きも活性化。ポケストップが設置された教会に、ユーザーが殺到する現象も起きている。
6日夜に米国のiOS及びアンドロイド向けアプリストアで公開されたポケモンGOは、わずか5時間でチャートの1位に浮上。これは今年最大のヒットとされるモバイルゲーム「クラッシュ・ロワイヤル」の3分の1以下の時間だった。
ユーザー数はツイッターに匹敵
その後もその勢いは衰えず、SimilarWebのデータによると7月10日時点で、ポケモンGOのデイリーアクティブユーザー数はツイッターに匹敵する状態となっている。
ポケモンGOは現在、米国、ニュージーランド、オーストラリア限定で公開中。開発元のNiantic Labsは予想外のアクセス集中により、グローバル公開を一時見合わせている状況だ。
既に米国内の全アンドロイド端末の5.6%にポケモンGOがインストールされており、この数字は出合い系アプリのTinderを突破している。また、ユーザーのアプリ平均利用時間はスナップチャットの2倍に及んでいる。Googleプレイストアのランキングではフェイスブックやスナップチャット、インスタグラムといった有名アプリを圧倒し、ポケモンGO が首位を独走している状態だ。
グローバル展開がまだとは言え、少なくとも米国に関しては懐かしのポケモンが熱狂的フィーバーをもって迎えられたことは確かだ。筆者のフェイスブックのフィードはポケモンGOに関する投稿であふれており、街のあちこちで同じゲームを楽しむユーザーらに出会う。単なるモバイルゲームの枠を超えた社会的ムーブメントに発展しつつあるポケモンGOから、しばらく目が離せそうにない。
米国で『Pokemon GO』ユーザー狙う強盗事件
複数の海外メディアより、『Pokemon GO』ユーザーを狙う強盗事件が米国ミズーリ州オファロンで発生したとの見解が伝えられています。
米国ミズーリ州オファロン当局からの声明によれば、7月10日に同州で発生した2つの武装強盗事件は『Pokemon GO』ゲーム内で利用できる“ビーコン”を使って被害者を誘い出したものと考えられている模様。疑いがかけられている4人の容疑者は拳銃と「黒いBMW」を用意し、『Pokemon GO』の“ビーコン”位置を使いながら事件現場に被害者を誘き寄せた可能性があると見られています。
海外メディアCNETが地元警察に確認したところ、既に4人の容疑者の身柄を確保し拳銃を押収しているとのこと。担当したRobert Kendall巡査部長は、住民たちの安全を最重要視した上で事件のディテールを共有したと述べ、安全意識の向上を狙ったものとしてFacebookなどで報告したとコメントしています。