土屋太鳳・初の毒舌女子大生役で「トリガール」主演で鳥人間コンテスト初参戦
女優の土屋太鳳さんが、2017年公開予定の映画「トリガール!」(英勉監督)に、鳥人間コンテスト」を目指す毒舌ツッコミキャラの女子大生役で主演することが12日、分かった。今月下旬に琵琶湖で開催される「鳥人間コンテスト2016」本番での撮影も予定されており、土屋さんは自転車の回転でプロペラを回す人力飛行機を操縦するため、ロードバイクの練習にも励んでいるといい、「お話をいただいて『私、空を飛べるのかなー』ってうれしかったことを覚えています。まずは琵琶湖へ向かって、未来へ向かって全力で挑戦していきたい」と意気込んでいる。
映画は、「100回泣くこと」などの中村航さんの同名小説が原作。1浪して理系大学に入学した主人公の鳥山ゆきな(土屋さん)は、一目惚れしたイケメンの先輩に誘われるまま、鳥人間コンテストを目指す人力飛行サークルに入会するも、大嫌いなヤンキーかぶれの別の先輩とコンビを組むことになり、憧れの人との夏が大嫌いな人との夏になってしまい……というラブコメディー。
鳥人間コンテストは、1977年から滋賀県彦根市の琵琶湖東岸で、97年と2009年を除いて毎年開催されている人力飛行機のコンテスト。映画は今月中旬~8月に都内近郊での撮影のほか、今月下旬の鳥人間コンテストの本番では、土屋さんが高さ10メートルのプラットホームから人力飛行機で飛び立つシーンなどを撮影するという。
また、優等生的なキャラクターを演じることが多かった土屋さんは、今回初めて毒舌のツッコミキャラに挑戦。「こんなにセリフ量が多い脚本は初めて」と驚いたといい、「脚本はすごく面白くて、コントのネタ帳みたいにスピード感があります。このスピード感をお芝居でできたら」とコメント。「毒舌でどんどんツッコミを入れるという要素が私の中にないので、どんな私になるか分からない」としつつ、「(部活などでの)サバサバした子たちのノリというかスピード感みたいなものは懐かしい。楽しんで、自分をさらけ出していきたい」と話している。
英監督は「土屋太鳳さんにお会いした時、『ホントに、この変わった女の子やります?』と聞いたら、『やります!』と即答してもらいました。でもその時、台本読んでなかったらしいです。もう発表されたので逃げられません。土屋太鳳さん飛んでもらいます!」とコメント。原作者の中村さんも「健康的で、自転車を漕ぎまくって、飾らなくて、真っすぐで、ちょっとおっさんぽくて、理系男子を一撃で骨抜きにしてしまう、なかなか魅惑的なヒロインの鳥山ゆきなさん。土屋太鳳さんしか考えられません! 素晴らしいキャスティングに感謝してます!」と語っている。