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PL学園初戦敗退、輝かしい歴史に幕 / 大阪

<高校野球大阪大会:東大阪大柏原7-6PL学園>◇15日◇2回戦◇花園中央公園野球場

pr_master_880-1145 今夏限りでの休部が決まっているPL学園が初戦で強豪の東大阪大柏原敗れ、その輝かしい歴史にいったん幕を閉じることになった。

 1回表、PL学園は2死満塁から6番安達の右前適時打で2点を先制した。しかし、その裏、同点とされると2回裏には2死満塁から、2点適時打され勝ち越され、さらに捕逸で3失点目。2-5とされた。

 粘るPL学園は6回表 1死一、二塁から7番水上の適時二塁打で2者生還し1点差に迫ると、7回表1死二塁から藤村の2ランで6-5と逆転した。

 しかし、7回裏 2死一、二塁から中前適時打許し6-6同点。8回裏に勝ち越され、9回表最後の攻撃も三者凡退と力尽きた。

 前日14日、練習中に河野友哉内野手(3年)が大腿(だいたい)を骨折。外野手の正垣は亜脱臼で出場可能な11人から戦線離脱。実質9人で戦うことになっていた。

 内野スタンドは超満員、OB桑田真澄氏のものまね芸人、桑田ます似も登場した。

観衆は通常の3倍にあたる2800人が観戦。報道陣は220人。

 PL学園野球部は1956年(昭31)創部。1962年春に甲子園初出場を果たした。1970年夏は東海大相模、1972年夏は桜美林に敗れ準優勝に終わったが、春夏通じ12度目の出場となった1978年夏、中京との準決勝を延長12回サヨナラ、高知商との決勝を9回サヨナラ、いずれも土壇場での大逆転劇で制して初優勝し「逆転のPL」の異名をとった。

 1980年代に入ると桑田真澄、清原和博の「KKコンビ」を軸に人気、実力共に不動の地位を築いた。その後も甲子園で好成績を収め続け、1998年夏には松坂大輔擁する横浜との延長17回の死闘など、印象に残る数多くの試合でファンを魅了し、プロ野球選手も多数輩出した。近年は2009年夏を最後に甲子園出場はなく、不祥事が相次いだことや学園の方針もあり2015年度から新入部員の募集を停止。昨秋の大阪大会は2年生12人で臨み、初戦で敗退していた。甲子園は春20度出場し3度優勝(通算48勝17)、夏は17度出場し4度優勝(通算48勝13敗)。

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【最終更新日】  2016年7月15日(金)

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