極楽とんぼ・加藤と山本の「ざんげツアー」は吉本興業も許可でも事務所復帰無
昨年1月に芸能活動を再開した「極楽とんぼ」の山本圭壱(48)が30日、フジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ! 夏休み宿題スペシャル」(後6時半)で、2006年7月に起こした淫行騒動後、10年ぶりに全国ネットのテレビ番組に出演。相方の加藤浩次(47)とコンビで「全国ざんげツアー」を行うことを明かした。
10年ぶりに極楽とんぼがテレビの前に姿を見せた。収録は今月12日の深夜。加藤は、相方に思いのたけをぶつけた。「当たり前じゃねえからな、この状況! コレ逃したらなんにもねえんだ。みんなが、10年どういう気持ちで過ごしてきたか考えたことあるのか!」とほえると、山本も号泣。2人そろって「本当に10年間すみませんでした!」と土下座して頭を下げた。
山本の関係者によると、ざんげツアーは今秋、数か月の期間にわたって行われ、「全国、北から南まで計画している」という。コントの内容など詳細は決まっておらず、稽古も始まってはいないが、かつて所属していた吉本興業の許可も得ている。吉本サイドは「加藤のコントライブに(山本が)ゲストで参加する形。現時点での事務所への復帰はありません」としている。ツアーの日程は近日、吉本のホームページで発表する。
10年に宮崎の肉巻きおにぎり店の店長として宮崎放送の番組に出演。今回、タレントとして全国ネットのテレビに出るのは騒動後初。ナインティナイン・岡村隆史(46)が「このままずっとほったらかしにしたまま先に行けない。(番組)20周年でこの宿題を1回片付けないと」と決心したことで企画が動き出した。
番組中には数回「当事者間の和解が成立し不起訴になっていることと、10年という謹慎で十分な社会的制裁は受けた」という趣旨のテロップを流し、出演に至った経緯を説明した。最後は、コンビ名物だったケンカコントでしめくくり。加藤は「謝罪の旅、全部終えてから考えよう」と活動の本格再開にも意欲をみせていた。
番組では山本に極秘で騒動から10年後の姿を追った。メンバー全員と再会を果たし、騒動について「その通り」と全面的に認め、迷惑をかけた関係者に「俺がバカだった。(被害者には)大変申し訳なく思っています」と謝罪した。収録には山本を慕っている後輩のロンドンブーツ1号2号・田村淳(42)、ココリコ・遠藤章造(45)らも駆けつけ、泣きじゃくっていた。