写真箱 児童ポルノ放置逮捕
スマートフォン上で画像のやりとりをする「写真箱」という画像共有アプリの運営会社の社長らが、児童ポルノ画像を公開していたとして逮捕されました。
逮捕されたのは、アプリ開発・運営会社「AIR CAST」の社長・大野光明容疑者(55)ら4人です。大野容疑者らは、スマートフォンで画像を投稿したり、投稿された画像を見たりすることができるアプリ「写真箱」を開発・運営していましたが去年10月、このアプリに投稿された児童ポルノを削除せず、閲覧させ続けた疑いが持たれています。
大野容疑者は去年11月、この「写真箱」と似た「写真袋」というアプリに投稿された児童ポルノ画像を放置したとして警視庁などに逮捕されましたが、不起訴処分となりました。
神奈川県警が、押収したパソコンなどをさらに解析したところ、大野容疑者がこうした投稿を放置するよう社員らに指示した疑いが強まったということです。
「写真箱」に画像を投稿すると閲覧数に応じて金券がもらえる一方、投稿された写真をダウンロードするには大野容疑者らの会社に金を払う必要があります。金は暴力団組員名義の口座に振り込まれていたということで、警察は、会社と暴力団との関係を捜査しています。
写真や動画の共有アプリ「写真袋」で児童ポルノ画像などの公開を手助けしたとして、警 視庁と京都府警は5日までに、児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)ほう助の疑いで、アプリの運営会社「AIRCAST」(東京都千代田区)の社長大野光明容疑者(55)を逮捕した。
警視庁によると、共有アプリの運営会社を同法違反容疑で摘発するのは初。同様のアプリをめぐっては、小遣い目当ての未成年者によるとみられる児童ポルノ画像の投稿が相次いでおり、少女らがトラブルに巻き込まれるケースも出ている。