長期金利が一時 初の0%に
マイナス金利導入の効果が続かず、東京市場では「円高」と「株安」が急速に進んでいます。債券市場では、長期金利の利回りが初めてゼロ%まで低下しました。
「『市場は未知の領域に突入した』、市場関係者は長期金利の利回りがゼロになった瞬間、こうつぶやきました」(記者)
9日午前の東京債券市場では、株式よりもリスクが低いとされる日本国債への資金が集まる動きが進みました。そして午前10時17分ごろ、長期金利の指標となる10年物の国債の利回りが一時、初めてゼロパーセントとなりました。
また、為替市場では、比較的安全な資産とされる円を買う動きが進んで、一時1ドル=114円台まで円高が進みました。年明けに一時は121円台まで円安が進んでいましたが、日銀がマイナス金利の導入を決める前よりもむしろ円高が進んだことになります。
そして円高の進行を受け、株式市場は全面安の展開となり、平均株価は一時、800円以上も急落しました。日経平均株価午前の終値は、8日よりも836円と大幅に値下がりしています。
ある市場関係者は、「日銀のマイナス金利による円高から円安への誘導などの効果は長くは続かない」と指摘していまして、世界経済全般に対する懸念と合わせて、投資家のリスクを避けようという心理はさらに強くなっています。
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【最終更新日】 2016年2月9日(火)
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