ぼったくり行為をしたなどとして、警視庁は東京・歌舞伎町のキャバクラ店「Ｌｅ　ｄｅｒｎｉｅｒ　ａｍｏｕｒ」の従業員４人を都ぼったくり防止条例違反と強要の疑いで逮捕し、２９日発表した。乱暴な言葉で取り立て、支払うまで客を監視したことから、同庁はぼったくり店で初めて強要容疑を適用した。

　保安課によると、逮捕されたのは従業員の抱（かかえ）久義容疑者（２８）＝東京都町田市＝ら４人。３月７日深夜、３時間飲食した男性客２人に１１０万８２００円を請求し、支払いを拒むと「なめた態度とるんじゃねぇよ。逃げられないぞ」などと言い、念書を書かせて取り立てた疑いがある。２人は最終的に３５万５千円を支払ったという。抱容疑者ら４人は否認している。