東京・新宿区歌舞伎町にあるぼったくりキャバクラ店で、「５０分５０００円」と言われて入店した客の男性に２７万円の料金を取り立てたなどとして、従業員の男が逮捕された。

　ぼったくり防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、歌舞伎町のキャバクラ「ＧＹＰＳＹ（ジプシー）」の従業員・船越大輔容疑者（３４）。警視庁によると、船越容疑者は「５０分５０００円」と言われて入店した客の男性３人に対し、１時間で２７万円を請求して、「払わないと弁護士呼びますよ」などと威圧し、近くのＡＴＭで約２０万円を引き出させ、支払わせた疑いが持たれている。船越容疑者は調べに対し、容疑を否認しているという。店のホステスが勝手に２０杯ほどのワインを飲み、請求していた。

　警視庁によると、歌舞伎町のぼったくりキャバクラは摘発が進み、去年の５分の１まで減ったという。