カード端末貸し、詐欺手助け=容疑で68歳男逮捕
新宿・歌舞伎町で外国人観光客がクレジットカードを奪われ、飲食代金を不正に請求された事件で、店にカード処理端末機を貸し出し詐欺の手助けをしたとして、警視庁組織犯罪対策2課などは22日までに、電子計算機使用詐欺ほう助の疑いで、会社員鈴木好八容疑者(68)=東京都新宿区余丁町=を逮捕した。容疑を大筋で認めているという。
逮捕容疑は昨年4月上旬、新宿区歌舞伎町にある飲食店を経営するナイジェリア人の男(42)=電子計算機使用詐欺罪で起訴=にカード処理端末機を貸し出し、男らが外国人観光客から奪ったクレジットカード2枚を使い飲食代金として計21万円を決済して不法な利益を得るのを助けた疑い。
昏睡(こんすい)強盗事件があった東京・歌舞伎町の飲食店に対し、犯行を手助けしていたとして、通称「カードマン」と呼ばれる男が逮捕されました。
鈴木好八容疑者(68)は去年5月、昏睡強盗事件があった新宿区歌舞伎町の飲食店にクレジットカードを読み取る端末を貸し出し、犯行を手助けした疑いが持たれています。警視庁によりますと、鈴木容疑者は、飲食店から売り上げの15%の手数料を取っていました。鈴木容疑者は別のぼったくり店などにも端末を貸し出していたとみられ、客からの苦情に対し、「証拠の写真を撮れ」と言い逃れする方法を指南するなど、通称「カードマン」と呼ばれていました。
昏睡(こんすい)強盗などをして、不正なカード請求を行う店にカード端末機を貸し出し、「カードマン」と呼ばれていた男が、警視庁に逮捕された。
飲食店コンサルタント会社の実質経営者・鈴木好八容疑者(68)は、東京・新宿歌舞伎町のナイジェリア人が経営する飲食店に、クレジットカード端末機を貸し出した疑いが持たれている。
この店では、ナイジェリア人4人が2014年、客から奪い取ったカードで、21万円を不正に請求したとして、逮捕・起訴されているが、摘発前は、客とのトラブルが絶えず、カード会社から、端末機の使用を止められていた。
鈴木容疑者は、別の店で使われなくなった端末を貸し出し、店舗から15%をマージンとして受け取っていて、歌舞伎町かいわいでは、「カードマン」と呼ばれていた。