歌舞伎町・キャバクラ「CLUB chou chou(シュシュ)」でぼったくり
警視庁に東京都ぼったくり防止条例違反容疑で逮捕されたのは新宿区歌舞伎町にあるキャバクラ CLUB chou chou の従業員の各務利浩( 22 )・山下雅史( 24 )・奥村友樹( 23 )の 3 容疑者で、各務容疑者らは先月 15 日の深夜、10 分しか店に滞在していなかった客の男子大学生 3 人に「 払わないとどこまでも追い掛けるぞ。親を呼べ。裁判起こすからな 」などと 6 時間半にわたって脅し続け、約 25 万円を脅し取ったとされる。
警視庁によると、大学生らは 1 時間 2500 円と言われて店に入ったが、ホステスの女 3 人が勝手に酒の一気飲みを始めたため、不審に思い 10 分で店を出ようとしたが、その際、歌ってもいないカラオケ代や、1 杯 6000 円のワインを 18 杯飲んだなどとする身に覚えのない明細を渡され「 払うまで帰らせない 」などと脅したという。
各務容疑者ら警視庁の調べに対し「 覚えていない 」などと供述しており容疑を否認している。
歌舞伎町にあるキャバクラ「CLUB chou chou(シュシュ)」で、店に10分しかいなかった客に対して約25万円を支払わせたとして従業員の山下雅史容疑者ら3名が逮捕されました。山下容疑者らは今年の10月に店に10分ほどしか滞在していなかった客の大学生3人にキャストのドリンク代や実際には歌っていないカラオケ代金など高額な請求を行い、大学生らが支払いを拒むと6時間以上にわたって「払うまで帰れない」、「死ね」などと脅し25万円を支払わせた疑いをもたれています。
CLUB chou chou(シュシュ)では今年に入って50件以上も支払いに関するトラブルが相次いでいたそうですし今回捕まった山下容疑者は先月もぼったくりの疑いで逮捕されていたようです。逮捕者が出ておりさらには一度捕まった人まで再逮捕されるほど
ぼったくり被害が相次いでいるのはなぜでしょうか。今年に入ってぼったくり被害での110番はわかっているだけで400件以上に上ります。明るみに出ているだけで1日1件以上のぼったくり被害が起きている訳です。
客との支払いに関わる金銭トラブルの場合はぼったくり条例が適用されるのですが、罰則は6ヶ月以下の懲役または50万円の罰金となっています。とはいえ、料金の明細など不明瞭な点が多く単に料金が高いなどというだけでは何らかの犯罪にあたるかというと難しい部分でもあります。都の条例では,「何人も,特定の指定性風俗営業等の客に対し,粗野若しくは乱暴な言動を交えて,又はその者から預かった所持品を隠匿する等迷惑を覚えさせるような方法で,当該営業に係る料金又は違約金等の取立てをしてはならない。」(4条2項)と規定されており、今回の件も乱暴な言動による取り立てなどに該当したのだと考えられますが、今回もそこまで思い罪に問われることはないでしょう。いわゆるグレーゾーンな部分であるし、条例自体に抑止力がほとんどないため残念ではありますが今後も根絶が難しいと考えられます。