日産、系列会社株売却検討…三菱自株取得資金に
日産自動車が、系列の自動車部品大手「カルソニックカンセイ」(さいたま市)の保有株を全て売却する方向で検討していることがわかった。
売却額は1000億円以上となる見通しで、三菱自動車を傘下に収める資金などに充てるとみられる。
日産は10月頃に、約2370億円を投じて三菱自株の34%を取得する方針だ。プラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)の共同開発のほか、自動運転技術の研究などにも多額の費用が必要なことから、保有株を手放して資金を捻出するとみられる。6月に売却先を決める1次入札を実施する見通しだ。
カルソニックは、エアコンシステムや排気用のマフラーなどを手がけ、日産が株式の約41%を持つ筆頭株主だ。売り上げの8割以上を日産向けが占めており、日産の保有株売却を機に、日産以外の自動車会社との取引を拡大する狙いがあるとみられる。
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【最終更新日】 2016年5月24日(火)
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