能年玲奈が独立へ 所属事務所と延長交渉せず
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に主演し、人気を博した女優能年玲奈(22)が、所属するレプロエンタテインメントから独立することが23日、決定的となった。今年6月いっぱいで切れる契約について、事務所からの延長の打診に応じず、没交渉になっていることが分かった。
能年は長年、演技指導を受けてきた演出家の女性と個人事務所を設立した。時期は15年1月と報じられている。レプロに無断だったことから、トラブルに発展していた。レプロは日刊スポーツの取材に「ノーコメント」としているが、関係者によると能年側は、事務所側が映画やドラマの出演作の打ち合わせや契約交渉の場を設けても応じなくなったという。
レプロ側は最後まで契約延長をあきらめていないが、能年側は既に独立の意思を固めたと思われる。昨年12月28日、都内で開かれた日刊スポーツ映画大賞の授賞式にプレゼンターとして出席したのが、公の場に出てきた最後だった。今年1月には、生命保険会社のCMも終了し、露出が完全になくなっていた。
関係者によると能年は現在、都内で演出家と同居している。ブログにはクラシックバレエを始めたことや、「あまちゃん」で母子役で共演した小泉今日子の舞台を見に行ったことなどをつづっている。女優業の継続を目指すとみられるが、事務所設立をめぐる不義理もあり、いばらの道が待っていることは間違いなさそうだ。
テリー伊藤“引退危機”報道の能年玲奈に助言「必要なのはいい仕事」
演出家のテリー伊藤(66)が24日、TBS系「白熱ライブ ビビット」(月~金曜前8:00)に生出演。引退危機が報じられた女優の能年玲奈(22)について「一番必要なのはいい仕事」とし、「いい仕事をすれば、精神的にもよくなると思う」とアドバイスを送った。
来月末に満了するレプロエンタテインメントとの契約について、更新される見込みがなく、このまま退社する方向であるとされる能年。引退の危機も報じられたことにテリーは「能年さんに今、何が必要か。お金でもなく、いい仕事なんです」。いい仕事をすることで「精神的にもよくなると思う」と見解を述べた。
昨年1月には個人事務所を設立したが、この件についても「大きな事務所に入って健康的な仕事をとることが、これからの芸能界でのいいポジションになる」と助言。最後は「仕事をやっている時の能年さんはよかったのだから」とエールを送った。