楽天オークション（東京都世田谷区）は4日、2006年から運営してきたインターネットのオークションサービスを10月で終了すると発表した。新規出品者とショップの登録を4日に停止した後、9月1日に新規出品を、同15日に新規取引と商品の検索を停止する。取引の完了期限は10月15日としている。

　楽天によると、スマートフォンでオークションサービスを利用できる同社アプリ「ラクマ」の流通総額が、今年2月に楽天オークションを上回っており、「（サービスの利用が）モバイルにシフトしている」と説明。楽天オークションの終了理由については、「今後のトレンドを踏まえて判断した」としている。「ラクマ」は4日からパソコンのウェブサイトから出品が可能になっている。

　楽天オークションは2005年、楽天とNTTドコモが共同出資して設立され、現在は楽天の100%子会社となっている。2017年3月をめどに清算する予定。