「未来が見える車の技術」信号を先読みする世界初の市販車
ホンダは、信号の変わり目が事前にわかる世界初の市販車を26日から発売しました。どう便利になるのでしょうか。
「40Km/hで進むと青で渡れます」(ホンダ 中野泰宏研究員)
26日、発売した最新の車。ドライバーは信号の変わり目を知っているかのように運転しています。
「次の信号が赤になっているので止まります」(ホンダ 中野泰宏研究員)
どうして分かるのでしょうか。
「道路から来る情報をメーターに表示することで、事前に信号の情報が分かるようになっています」(ホンダ 中野泰宏研究員)
そう、この車は信号の変わり目を教えてくれる最新技術を搭載しているのです。この技術が市販車に搭載されるのは、世界で初めてだといいます。
「信号待ちのときには、赤信号の残り時間も教えてくれます」(記者)
車が教えてくれるのは3つの機能
1. 前方の交差点を青信号で通過するために必要な速度。
2. 前方の信号が赤色に変わるタイミング。
3. 信号待ちの際の赤信号の残り時間です。
「都会の人は助かると思いますよ」(男性)
これを可能にしたのが、交差点に設置された機械。信号が変わるタイミングを教えてくれているのです。実は、すでに全国25の都道府県の5702ヵ所の交差点で設置されていて、今後も増加する予定です。ホンダは今回の技術の導入で、急発進や急停止などによる交通事故の減少のほか、燃費の向上につながるとしています。
「ドライバーにとっては未来が見えるというのですかね。自動運転に向けてつながる技術だと思っている」(ホンダ 二宮亘治主任研究員)
新型セダン「ACCORD(アコード)」を発売
Hondaは、革新的なハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-MMD」がもたらす力強い加速感や、優れた燃費性能で好評の「ACCORD(アコード)」の内外装を刷新するとともに、モーターの進化などの大幅な改良を加え、本日発売します。
新型アコードは、スイッチ式のエレクトリックギアセレクターや、インラインタイプのフルLEDヘッドライトの採用など内外装の刷新を図るとともに、モーターやバッテリーなどを新設計することによってSPORT HYBRID i-MMDを小型・軽量化し、高出力・高トルク化を図ることで、力強い走りと静粛性をさらに高い次元で両立させました。また、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備し、高い安心感を提供します。
加えて、高度化光ビーコン※2を使用した信号情報活用運転支援システムに世界で初めて対応。交通信号のさまざまな情報を通信により取得して、メーター内に表示することで、より安全で円滑な走行をサポートします。また、Honda独自の通行情報を活用し、サーバーからの最新情報で道案内を行う100%サーバールート配信による、高精度な渋滞予測を実現する「Hondaインターナビ」を標準装備、さらに、iPhoneのさまざまなアプリを車内で便利に使えるApple CarPlay※4に新たに対応しました。
さらに、車線変更や合流時などに助手席側後方の確認を補助する「LaneWatchTM(レーンウォッチ)」や、狭い場所での駐車などを助ける「パーキングセンサーシステム」を装備し、お客様の安全な運転をサポートします。