覚せい剤「密売人」と証拠を偽造　北海道警・警部補の男を逮捕
　薬物捜査に関連して、北海道警の警部補の男が逮捕された。

　北海道警・薬物銃器対策課の早坂洋平容疑者(38)は、2015年4月、覚せい剤密売の仲介者と共謀して、別の50代の男性が、「覚せい剤を所持しているのを見た」などと、虚偽の供述調書を作成、証拠を偽造した疑いが持たれている。

　また、覚せい剤所持で逮捕された男の供述内容などを、仲介者に漏らしていた疑いも持たれている。調べに対し、早坂容疑者は「過去にも何回かやった」などと、容疑を認めている。

　北海道警の監察官室は、「道民に深くおわびする。再発防止に努める」などとコメントしている。

　北海道警の警部補が、覚醒剤を密売する仲介人の男と共謀して供述調書を偽造したほか、捜査情報を漏らしたなどとして逮捕された。

　証拠偽造などの疑いで逮捕された北海道警察本部・薬物銃器対策課に勤務する早坂洋平容疑者（38）。調べによると、早坂容疑者は去年4月、覚醒剤を密売する仲介人の男（50代）とともに、別の男が覚醒剤を持っているのを仲介人が見たという供述調書を偽造したほか、捜査情報を仲介人の男に漏らした疑いが持たれている。

　早坂容疑者は「自分の判断で行った。過去にも仲介人の男と証拠を偽造した」と容疑を認めているという。

　警察は、早坂容疑者が覚醒剤犯罪の検挙実績を上げるため証拠を偽造したとみて調べを進めている。