トルコ軍クーデター、国政掌握と声明発表 民主秩序の保全が目的と説明
トルコ軍は15日、国政を掌握したことを明らかにした。民主的な秩序の保全と人権保護が目的としている。
軍は声明で、トルコのすべての対外関係は維持され、法の下での統治を最優先させるとした。声明は電子メールで送付。国内テレビでも報じられた。
これに先立ち、ユルドゥルム首相は軍の一部が政権転覆を図ったとしながらも、今回の事件をクーデターと呼ぶことは正しくないと述べていた。
トルコで15日、国軍がクーデターを試み、国際空港などに戦車部隊が展開した。
首都アンカラや最大都市イスタンブールでは銃声が聞かれ、軍は「権力を掌握した」と主張した。
現地メディアによると、イスラム系与党「公正発展党」の本部にも軍が突入。国軍は声明を出し、近く新憲法を発布すると表明した。
クーデターを画策したのは軍の一部とみられ、参謀総長が軟禁されたとの情報もある。軍は国営メディアの掌握も画策しているもようだ。
これに対し、エルドアン大統領は、軍のクーデターの試みに抵抗するため、街頭に繰り出すよう国民に呼び掛けた。ユルドゥルム首相は「指揮系統もない違法な試みがあった」と述べるとともに、「高い代償を払うことになる」と強調した。
軍は、イスタンブールのアタチュルク国際空港の外には戦車を配備したほか、ボスポラス海峡の2本のつり橋を封鎖。アンカラでは戦闘機やヘリコプターが飛行した。
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【最終更新日】 2016年7月16日(土)
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