ソフトバンクが3兆円超で英国の半導体「ARM」を買収で合意過去最大
ソフトバンクグループは18日、英国の半導体設計大手、ARM(アーム)ホールディングスを買収することで合意したと発表した。買収総額は約240億ポンド(約3.3兆円)で、日本企業によるM&A(合併・買収)としては過去最大規模となる。
英裁判所での承認などを経て、ARMの発行済み株式と、発行予定株式の全てを現金で買い付ける。9月末までに手続きを完了し、完全子会社とする。買収資金のうち、1兆円は、みずほ銀行のブリッジローン(つなぎ融資)で調達する。
ARMはスマートフォンやタブレット端末向けの半導体を設計し、そのライセンスを世界の半導体メーカーに提供。特にスマホ向けで世界的に高いシェアを持ち、スマホの95%で同社の技術が使われているという。2015年の売上高は約9億6800万ポンドだった。
孫正義社長は「IoT(モノのインターネット)がもたらす非常に重要なチャンスをつかむためだ」と、買収の狙いを強調。英ARMについては、「世界的に名高いテクノロジー企業で、この分野での圧倒的なマーケットリーダーだ」と評価した。
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【最終更新日】 2016年7月18日(月)
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