新千歳空港再検査で混乱 女性客1人すり抜けで1000人全員が再検査
5日午後0時13分ごろ、北海道千歳市の新千歳空港国内線ターミナルで、女性客1人が保安検査場の金属探知機を通過せずに搭乗待合室に入り、行方が分からなくなるトラブルがあった。国土交通省新千歳空港事務所は、飛行機に搭乗済みだった人も含め、乗客約1000人全員の保安検査をやり直した。国内線全便の出発を一時見合わせるなど運航が大きく乱れ、同空港は夏休み中の観光客らでごった返した。
このトラブルの影響で午後10時、11便が欠航し、出発便に最大3時間の遅れが出るなど到着便と合わせて計153便に影響が出た。
同事務所や道警によると、すり抜けがあったのは国内線の「保安検査場A」。女性は航空券の二次元コードを機械にかざした際、機械がうまく反応しなかった。職員が「少々お待ちください」と声をかけ、目を離した間にいなくなったという。
検査場に設置されていたカメラに、女性が金属探知機のゲートを通らず、搭乗待合室に入っていく姿が映っていた。女性の手荷物は検査済みだった。同空港は午後1時6分、国内線の出発を停止。機内や待合室にいた乗客全員をいったん保安検査場外に誘導し、同2時半から再検査した上で同3時前に運航を再開した。同日夕になって、女性は午後0時半前に出発した羽田便に搭乗していたことが判明したという。
道警は、建造物侵入容疑などの可能性もあるとして調べている。
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【最終更新日】 2016年8月6日(土)
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