小池都知事が正式表明が築地市場の安全性懸念などの為、来年2月以降に移転延期
東京都の小池百合子知事は31日、都庁で臨時に記者会見し、11月7日に予定されていた築地市場(中央区)の豊洲新市場(江東区)への移転について、延期する方針を正式に表明した。
移転時期に関しては、来年2月以降になるとの認識を示した。
小池氏は延期を判断した理由について
1.安全性への懸念
2.巨額で不透明な費用
3.情報公開不足
などの3点を指摘。有識者で構成するプロジェクトチームを設け、過去の経緯を検証するとともに、延期に伴い必要となる対策を検討するとした。
都民ファーストの感覚で
東京都の小池百合子知事は31日、緊急記者会見を開き、11月7日に予定されていた都中央卸売市場築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転開業を延期すると正式に発表した。小池氏は延期の理由について「安全性への懸念、巨額で不透明な事業予算、情報公開の不足の三つの疑問がある」と述べた。築地市場跡地には2020年東京五輪・パラリンピックで使用される環状2号線が建設される予定で、延期によって完成が遅れ、大会運営に影響を及ぼす可能性も出てきた。
豊洲市場では土壌や地下水から高濃度のベンゼンが検出され、都が2014年11月から独自の地下水モニタリング調査を実施してきた。この結果が年明けに判明するため、小池氏は「結果が出る前に開業することに大いに疑問を持っている」と指摘していた。
延期によって、電気・水道料のコスト増や市場関係者への補償に発展する可能性があるが、小池氏は「移転には賛否両論あるが、都民ファーストの感覚で立ち止まって考えるべきだ」と説明した。
More from my site
【最終更新日】 2016年8月31日(水)
2016 最新水着コレクション