トヨタが市場拡大にハイブリッド(HV)特許を無償開放。
トヨタ自動車は3日、ハイブリッド車(HV)の関連技術について、約2万3740件の特許を使用する権利を他社へ無償提供すると発表した。世界で燃費規制が強化される中、特許技術を競合他社に開放して活用を促す「オープン化戦略」に転換し、市場拡大を狙う。また、HVの需要増に伴うコスト低減を実現し、HVと主要部品が共通する電気自動車(EV)での巻き返しを目指す。
トヨタが特許を開放するのは、電動化に関わるモーターや電力変換装置といったHVの基幹技術。無償提供の期限は2030年末までとしている。
トヨタは、世界的にHVで市場をけん引してきたが、将来の需要増が見込まれるEVの商品化では出遅れていた。このため、従来囲い込んできたHVの特許技術を開放して市場を拡大させ、関連部品が重なるEVのコストを下げることで遅れの挽回を図る考えだ。
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【最終更新日】 2019年4月3日(水)
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