池袋・五反田にキャバクラが増えている
池袋、五反田、新橋、歌舞伎町などなど毎日いろいろなキャバクラ激戦区を歩いていますが、最近ふと気になることがあります。「五反田に新店出します」、「池袋に移転します」こんな声をよく聞くようになったのです。キャバクラ業界を見ると店舗の数はほぼ横ばい。つまりどういうことかというと”移転はともかくとして、増えるところがあれば減るところもある”ということなんです。では減っているのはどこなんでしょうか。東京都西部エリアなど集客が大変そうなところ?それとももっと田舎?いいえ違います。今キャバクラ店舗が減り始めているのは「歌舞伎町」なんです。
歌舞伎町の店舗が減少傾向にあるのはどうしてでしょうか。売上が上がらない(集客悪い)からでしょうか。激戦区ならではの争いを嫌う人が多いのでしょうか。実は内部の問題よりも外部からの影響をかなり受けているようです。というのも今年の11月9日に行われた新宿区長選挙で吉住健一氏が当選したからです。中山氏は「歌舞伎町ルネッサンス」をキーワードに違法風俗などを取り締まる歌舞伎町浄化作戦を掲げ夜の街をクリーンにする運動を展開していました。そのため歌舞伎町界隈では東京オリンピックの開催される2020年までに歌舞伎町の風俗が一掃されるとも噂されています。現状で取り締まりの対象になりそうなのはあくまでも風俗となっていますが、キャバクラが例外になるとも考えにくく今のうちから脱出してしまおうという人が多いことから件の五反田や池袋への移転につながっているとも考えられます。
現状でも歌舞伎町の深夜営業の取り締まりが厳しいのは有名ですが今後もっと締め付けが厳しくなり、より経営が厳しくなって行くことも考えられるため、体力のある有名店でないと営業が厳しくなって行くかもしれません。さらにそんな店舗でも少しでも違法な営業をしようものなら摘発の対象になってしまいます。2020年というとまだ先なような気もしますが、まずはクリーンな営業をして摘発の対象にならないこと、飲食店として胸を張ってきちんと営業を出来るようにグレーなことはしないように心がけるのが一つの解決策なのかなと考えています。ここの意識は急に変えられるものではないので、今のうちから意識して、キャバクラ=クリーンのイメージを持ってもらえるように取り組んで行ってもらえたらいいなと考えています。