2017年からF1に「ハロー」導入、「エアロスクリーン」案も継続
2017年からF1に「ハロー」と呼ばれるドライバーの頭部保護装置が導入される。
F1モナコGP(29日決勝)が行われているモンテカルロのホテルで、27日(金)にFIA(国際自動車連盟)と各チームの技術責任者が集まって5時間にわたる会議を行ったとドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えている。
その結果、2017年にハロー式の頭部保護装置を導入することで合意に至ったという。
2017年から導入されるハローはチタン製。ドライバーが素早く降りられるよう、装置を開閉できる仕組みを取り入れる可能性もある。
しかし、レッドブルが考案した透明なスクリーンで覆う「エアロスクリーン」型も開発を継続し、2018年以降の導入を目指すという。
今季のシーズン前テストでは、フェラーリがハローのテストを行った。これを改良した「ハロー2」を6月にテストし、7月に最終決定する予定だと『BBC』が伝えている。
■ドライバー保護装置の必要性が改めて浮き彫りに
公道を走るモナコGPでは、初日のフリー走行でオープンコックピットの問題点が改めて浮き彫りになった。
排水溝を覆う金属製のふたが走行で巻き上げられ、後ろを走っていたジェンソン・バトン(マクラーレン)のフロントウイングに当たったのだ。ドライバーにぶつかっていたら大惨事は避けられなかった。
チームメートのフェルナンド・アロンソは、「僕たち全員の背負うリスクを、可能な限り小さくするようにしなければいけない」とドイツのテレビ局『RTL』に語っている。
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