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抜けた乳歯から肝細胞再生…九州大チーム研究

pr_master_880-0747 肝臓は、体に必要なたんぱく質を作ったり、有害な物質を分解して無害にしたりする重要な臓器だ。複雑な機能を持つ肝臓をいかにして再生するか。肝不全や先天性の肝臓病の治療を目指し、乳歯などを使った様々な研究が進められている。

高い増殖能力
 生え替わって抜けた乳歯を使って再生に取り組むのは九州大の田口智章教授(小児外科)らの研究グループだ。歯の中心部にある 歯髄(しずい)には、骨髄などと同じタイプの幹細胞が存在する。乳歯から採れる幹細胞は、骨や軟骨のほか、肝臓の細胞にも分化しやすい特徴を持ち、骨髄や永久歯から採れる幹細胞よりも増殖する能力が高いという。

 研究グループの柳佑典医師は「1本の乳歯から、肝機能の回復に十分な数の肝細胞を作ることができる」と話す。抜けた乳歯を使うので、骨髄採取のような体への負担はないことも利点の一つだ。

pr_master_880-0748 研究グループは、人間の乳歯歯髄から採った幹細胞を使って、マウスやラットなどで動物実験を進めている。幹細胞そのものを移植した実験では、肝臓の中で細胞が増殖し肝機能が改善することが確認された。幹細胞を体外で肝臓の細胞に分化させてから移植したり、バイオ3D(立体)プリンターで一定の大きさの組織を作って移植したりする実験にも成功。柳医師は「本物の肝臓をつくるまでの道のりは遠いが、産業化を目指した研究を進めたい」と話す。

肝細胞シート
 長崎大(長崎市)の堺裕輔助教(移植・消化器外科)は、人の肝臓細胞などで作った細胞シートを使う。ただ、「肝臓をつくるには肝臓の細胞を用いるのが理にかなっているが、肝臓細胞を体外で増殖させ立体的に培養するのは難しい」(堺助教)という。

 研究では、人の皮膚由来の細胞を土台にして、人の肝臓細胞を組み合わせる。皮膚由来の細胞は、コラーゲンやヒアルロン酸を作る 線維芽(せんいが)細胞。一緒に数日間培養し、直径1.5センチ程度の円形の薄いシート状にする。

 これをマウスの皮下に移植。生体が持つ自然の力を利用することで、シートと血管がつながり、肝臓特有のたんぱく質の生成も確認され、組織として機能することが認められたという。

膵臓細胞でも
 堺助教は「もともとの肝臓の細胞を使えば、別の臓器の幹細胞から分化させた細胞と比べ、機能や安全性の面で優れている」と話す。今後の課題は、生体内でさらに大きな組織を作ること。同じ手法を用い、 膵臓(すいぞう)細胞のシートを作る研究にも着手している。

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【最終更新日】  2016年6月21日(火)

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