盲導犬「汚れる」と乗車拒否 運輸局、タクシー会社処分
盲導犬を同伴した小松市の視覚障害者の男性(60)が金沢市内でタクシー乗車を拒否された問題で、北陸信越運輸局は27日、タクシーを運行していた金城三和交通(金沢市千木1)を行政処分したと発表した。車両4台を同日から2週間使用停止にする内容で、24日付。
運輸局によると、男性は3月3日、金沢市武蔵町で同社のタクシーに乗ろうとした際、「座席が盲導犬の毛で汚れる」などとして乗車を拒否された。
運輸局は、乗車を拒んだ60代の男性運転手についても30日間の登録取り消し処分とした。運転手は27日付で依願退職した。
タクシー会社の行政処分にあたっては、使用を停止できるタクシーの台数は、使用状況に応じて保有台数の3割が上限と定められている。運輸局は、15台を保有している同社に対して、最大となる4台を対象とした。
同社は取材に「盲導犬に関する社員への啓発を充実させたい」とコメントした。男性は「これを機に他のタクシー会社も含めて対応を改めてほしい」と話した。
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【最終更新日】 2016年5月28日(土)
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