「お好み焼きとごはん」などの“主食の重ね食べ”控えて
大阪府は、独自に府民の食への意識や行動に関する調査を実施。その結果の中で、太っている人は「お好み焼きとごはん」など“主食の重ね食べ”をする人が多いといして、この食べ方を控えるよう呼びかけています。これに対し、「分かっているけど、やめられない」や「今さら無理だ」などの声、「主食2つだから当たり前」「大阪の文化だから」などTwitterでさまざまな声が上がっています。
調査では、男性約6割、女性約半数が主食の重ね食べをしていて、さらに1日1食以上とる人が男女ともに4人に1人という結果に。ちなみに、重ね食べの例としては「うどん+かやくごはん」「ラーメン+チャーハン」「お好み焼き+ごはん」「パスタ+パン」が示されています。
男女の体格別での摂取状況では、週に1食以上「重ね食べ」をする割合が、男性はやせ(43人)で53.5%、普通(565人)で58.6%、肥満(208人)で70.7%。女性はやせ(130人)で41.5%、普通(670人)で45.7%、肥満(185人)で56.2%と、男女とも肥満者の方が高い傾向が見られます。
また、世代別の状況では、重ね食べを1日1食以上するのは男性65歳以上の高齢者(331人)が34.1%と一番多く、次が18歳~29歳の若年者(76人)で28.9%という結果に。女性でも同様の傾向が見られます。
他にも、主食の重ね食べに対する意識の調査も世代別で行われ、「おいしいと思う」と答えた人は意外にも平均で3割ほど。「大阪らしいと思う」との考えには世代で差が出てて、こちらも3割前後と低め。平均で一番高かったのは「太りそうだと思う」で、男女・世代別で約35%~60%という結果に。
大阪府は、重ね食べ以外の調査結果のポイントとして、若者が大人になってから朝食を食べなくなる傾向にあることの注意や、栄養バランスへの意識を高めるために、学生のうちに家庭で料理をするように呼びかけています。また、高齢者の中でたんぱく質が不足している人が多いとして、年をとっても肉・魚・大豆・卵・牛乳・乳製品などの食品を食べることが大事だとしています。